アイフレイル
アイフレイルとは
「アイフレイル」とは
加齢に伴って眼が衰えてきたうえに、
様々な外的ストレスが加わることによって
目の機能が低下した状態、
また、そのリスクが高い状態のことです。
フレイルとは「加齢に伴い身体の様々な機能が低下することによって、健康障害に陥りやすい状態」を指す概念です。厚生労働省は健康寿命延伸に向けた施策の柱のひとつとして「フレイル対策」を挙げており、2020年から「フレイル健診」が全国で開始されています。
というのも、我が国の平均寿命は厚生労働省によると男性が81.05歳、女性が87.09歳となり、高齢者の割合は4人に1人以上に達しています。さらに、2060年には2.5人に1人が高齢社会が到来します。一方で、健康寿命は平均寿命よりも10年早くやってくるため、このような時代に対応するには高齢者の健康増進を支える必要があります。
その中で「アイフレイル」は視機能の衰えを示す概念として日本眼科啓発会議第一分科会で提唱されています。視機能は快適な日常生活を維持するために欠かせない要素のひとつです。健康寿命を伸ばすことを目指して「アイフレイル」対策をしていきましょう。
最初は無症状であることも多いのですが、時に見にくさや不快感として自覚することもあるでしょう。その状態を放置していると、更に衰えが進み、見え方の低下を常に自覚するようになります。更に進行し、重度な障害に陥ると、回復は難しくなります。早期に発見できれば、適切な予防・治療が可能となり、進行を遅らせること、症状を緩和させることが期待できます。 目の健康寿命を延ばすために、見にくさや不快感に気づいたときに眼科の受診をおすすめします。
アイフレイル対策の目標
01視覚障害により日常生活が制限される人を減らすこと
02自立機能の低下により、要介護状態にいたる人を減らすこと
03読書、運動、スポーツ、趣味など人生の楽しみや、
快適な日常生活が制限される人を減らすこと
アイフレイル自己チェック
当てはまる症状にチェックを入れてください。