斜視・弱視
斜視・弱視外来
斜視(しゃし)は、両目の屈折が正しく調整されず、同時に対象を見ることが難しい状態を指します。斜視は通常、一方の眼が正面を向いている間、もう一方の眼は内側、外側、上方と異なる方向を向き、視界の方向が制御されていないために発生し、視力の低下や立体視の問題が発生することがあります。
斜視の原因としては、目の筋肉の制御や視床下部の問題によるもの、遺伝的関与、網膜剥離や白内障など目の病気での視力低下など、様々な理由がきっかけになるとされています。幼少期から発症することが多く、早期に治療を受けることが大切です。
- 視線が合わない時がある
- 写真を撮った時に子どもの目の位置がおかしい
- 首を傾けて物を見る癖がある
- 片目をつぶる癖がある
自覚症状をうまく伝えられない小さい子供の場合、上記のような行動をとる場合は斜視の疑いがあります。
子どもの視力は生後から6歳ごろにかけて発達していきます。この発達時期に異常があると、視力が悪いまま発達が止まってしまい、改善がしにくくなる可能性があるため、早期発見・早期治療が大切です。
大人になってからの斜視は頭の病気や糖尿病の合併症で出現することもあります。
原因治療が先決なので、当院 医師による診察を受けた上で、専門外来の診察をお勧めしています。
※詳しくは、受付までお問い合わせ下さい。
- 治療について
-
斜視のタイプ、重症度、年齢、一般的な健康状態に依存し、主に以下の治療法があげられます。
- 眼筋手術:目の筋肉に手術的な調整を行い、症状の改善を実現します。
- 視覚訓練:軽度な斜視の場合、視覚訓練療法を行うことで、視床下部と目の筋肉の働きが改善されます。
- 眼鏡やコンタクトレンズ:斜視の症状を軽減するための視力補正を行います。
斜視は早期発見、早期治療が重要とされています。幼少期に斜視が発見された場合、医療専門家の診察を受けることが重要です。適切に治療すると、視力低下や立体視の問題が解消する可能性があります。
医師紹介
医師名 | 資格・認定・所属学会等 | 主な専門分野 |
---|---|---|
菅澤 淳(非常勤医) |
大阪医科大学 眼科功労教授 ⽇本眼科学会 眼科専⾨医 日本弱視斜視学会 名誉会員 日本神経眼科学会 評議員 神経眼科上級相談医 日本小児眼科学会 |
斜視 神経眼科 |
外来日
毎月第1木曜日・第4月曜日
予約方法
来院・受付にてご相談ください。