ドライアイ

ドライアイの治療方法

点眼薬による治療

点眼薬による治療では、2種類の治療法をご紹介いたします。

治療について

ヒアルロン酸製剤

化粧品などにも用いられている保湿成分で「水分を捕まえる事ができる」特徴があります。
目の荒れを治す目薬で、目の乾燥を防ぐ働きもします。
目の表面を保護し、傷が治るのを助けます。また、涙液を安定化させ目の乾燥を防ぐ作用もあります。乾燥などで、角膜や結膜が傷ついているときによく用います。傷がひどいときは、防腐剤の入っていない使い捨てタイプの点眼薬も使われます。

ムチン

涙の層にはムチンという物質が含まれており、このムチンを増やすことにより。ドライアイの改善を行います。
大きく2種類の目薬があり、一つは、ムチンの分泌を多くする効果、もう一つは、ムチンを分泌する杯細胞自体を増やす効果があります。

外科的療法(プラグ)による治療

目の表面を保護するための点眼のほか、近年では「涙点プラグ挿入術」という治療方法が保険適応となり、一般的になりつつあります。 これは、涙の排出口となる目頭部分の涙点という場所を、小さなシリコン製やコラーゲン製の栓でふさぎます。涙点をふさぐことで涙を貯めることができます。点眼薬には含まれていない成分を自分の涙を貯めることで改善がみられ、涙が減少しているタイプのドライアイに有効です。また涙の安定性が悪い場合でも、この涙点プラグによって涙点をふさぎ一時的に涙を貯めることで、涙の安定性が改善されることもあります

外科的療法(プラグ)

治療について

涙点プラグ

涙をせき止める力が90%と高い栓です。
シリコンプラグは患者様の涙点の大きさを測って合うサイズのものを挿入します。違和感がある場合が多く、慣れるのに1~2週かかることがあります。 シリコン自体、数年間もつ場合もありますが、すぐに脱落したり、異物感、涙道の肉芽形成、感染などがおこることもあります。

涙点プラグ
コラーゲン

溶液全体が白色のゲルとなるアテロコラーゲンを利用した国内初のコラーゲン製プラグです。非常に刺激が少ないので、異和感やアレルギー反応を生じにくく、ゲル化アテロコラーゲンが除々に分解されて最終的には自然に鼻腔に排出され、約2~3ヶ月間の効果が期待できます。効果減弱の後には、何度でも繰り返しての再挿入可能です。

サプリメントによる治療

ドライアイには、アントシアニンを含むブルーベリーやビルベリー系、DHA・EPAのサプリメントがおすすめです。 目の機能を高めてくれるアントシアニンは、ドライアイの初期症状に向いています。DHA・EPAは青魚などに含まれている成分。豊富な「オメガ3系脂肪酸」であり、脳神経の若返りに有効だと言われています。
サプリメントの摂取だけではドライアイの改善が難しい場合がありますので、点眼薬等との合わせた治療をお勧めします。

サプリメント