眼瞼けいれん・
片側顔面けいれん
よくあるご質問
眼瞼けいれん・片側顔面けいれんについて
自然に治りますか?
どちらの病気も自然に治る病気ではありません。
症状はゆっくり進行しますが、眼瞼けいれんは放っておくとけいれんの回数が増し、目を開けられなくなることもあります。気軽に当院へご相談ください。
どんな検査が必要ですか?
眼瞼けいれんも片側顔面けいれんも専門医が症状をみて診断させていただくことが多いです。
顔面神経を脳血管が圧迫していないかを判断するため、頭部のMRI検査を行い治療の方向性を決定します。
ボツリヌス療法について
ボツリヌス療法をするとボツリヌス菌が体に入ってしまうのですか?
ボツリヌス療法で使われるのは、ボツリヌス菌が作り出す毒素を精製して作った製剤ですので、体の中にボツリヌス菌が入ることや、増えることもありません。
ボツリヌス療法とはどんな治療方法なのですか?
緊張したり、筋肉がけいれんしたりして起こる、眼瞼けいれん、片側顔面けいれんの治療に使われる治療方法です。筋肉へ緊張を和らげるお薬(ボツリヌストキシン)を注射し、けいれんや収縮の原因になっている神経の働きを抑え、緊張している筋肉を緩めるものです。
ボツリヌス療法で完全に治るのですか?
ボツリヌス療法は、一時的に筋肉の緊張をとり、症状をおさえる治療方法です。
個人差はありますが、薬の効果はおおよそ数ヶ月です。そのため、繰り返し治療を受ける必要があります。
顔や目の周りにも注射するそうですが、痛くないのですか?
眼瞼けいれんや片側顔面けいれんの治療には、細い針を使用します。
痛みに関しては個人差があり、一概には言えませんが、通常は細い針ほど痛みが少ないとされています。しかし、不安なときは医師に相談してください。
入院は必要なのですか?
通常は、外来で治療できます。
基本的には、処置後すぐにお帰りいただけます。
すぐに治療してもらえるのですか?
ボツリヌス療法のくすりは、病院では備蓄できません。
厳重な管理の下、その都度病院へ届けられます。そのため、治療が決まったら、予約して治療を受けることとなります。