眼瞼けいれん・
片側顔面けいれん

眼瞼けいれん・
片側顔面けいれん
のよくあるご質問

自然に治りますか?

どちらの病気も自然に治る病気ではありません。症状はゆっくり進行しますが、眼瞼けいれんは放っておくとけいれんの回数が増し、目を開けられなくなることもあります。

どんな検査が必要ですか?

眼瞼けいれんも片側顔面けいれんも専門医が症状をみて診断させていただくことが多いです。顔面神経を脳血管が圧迫していないかを判断するため、頭部のMRI検査を行い治療の方向性を決定します。

手術の入院期間は
どのくらいですか?

眼瞼けいれんの場合は、1泊~3泊、片側顔面けいれんの場合は、ほとんどの方が2週間~3週間で退院可能です。

飲み薬はないのですか?

この治療では、問題のある筋肉だけを選択的にやわらげる必要があります。局所の筋肉の緊張をとる飲み薬はありません。

ボツリヌス療法についての
よくあるご質問

ボツリヌス療法をすると
ボツリヌス菌が体に入って
しまうのですか?

ボツリヌス療法で使われるのは、ボツリヌス菌が作り出す毒素を精製して、作った製剤ですので、体の中にボツリヌス菌が入ることや、増えることもありません。

ボツリヌス療法とは
どんな治療方法なのですか?

筋肉がけいれんしたり、緊張したりして起こる眼瞼けいれん、片側顔面けいれんの治療に使われる治療方法です。緊張したり、けいれんしたりしている筋肉へ緊張を和らげるお薬(ボツリヌストキシン)を注射し、けいれんや収縮の原因になっている神経の働きを抑え、緊張している筋肉を緩めるものです。

ボツリヌス療法で
完全に治るのですか?

ボツリヌス療法は、一時的に筋肉の緊張をとり、症状をおさえる治療方法です。個人差はありますが、薬の効果はおおよそ数ヶ月です。ですから、繰り返し治療を受ける必要があります。

顔や目の周りにも注射する
そうですが、痛くないのですか?

眼瞼けいれんや片側顔面けいれんの治療には、細い針を使用します。痛みに関しては個人差があり、一概には言えませんが、通常は細い針ほど痛みが少ないとされています。しかし、不安なときは医師に相談してください。

入院は必要なのですか?

通常は、外来で治療できます。念のため数時間休んでもらう場合もありますが、基本的には、当日お帰りいただけます。

すぐに治療して
もらえるのですか?

ボツリヌス療法のくすりは、病院では備蓄できません。厳重な管理の下、その都度病院へ届けられます。ですから治療が決まったら、予約して治療を受けることになります。

治療中にもし
目に入ってしまったら?

すぐに洗い流せば通常は問題ありません。

どこにいけば治療を
受けられるのですか?

ボツリヌス療法は、誰にでも行なえる治療方法ではありません。ボツリヌス療法を行うには、医師は規定の講習実技セミナーを受講しなければなりません。ですから、講習実技セミナーを受講した医師のいる医療機関に限られます。